休店日のお知らせ

4月の休店日は毎週日曜日と29日(祝)、30日です。

About

リラ・ダーラナについて

北欧の田舎の小さな一軒家に
招かれたようなくつろぎを

ダーラナ(Dalarna)は、北欧スウェーデンにある美しい田舎の地方。
古くからの伝統と、美しい森や湖が大切に守られているダーラナ地方は、
「スウェーデン人の心のふるさと」とも言われる場所です。

「小さなダーラナ」という意味のリラ・ダーラナは、
そんなダーラナ地方の家庭の雰囲気をイメージした小さなレストランです。
やわらかな光と北欧の食器や雑貨、伝統的な壁画に囲まれながら、
ゆったりしたひとときをお過ごしください。

店内の装飾

扉にかかっている額に描かれた美しいペイントは、ダーラナ地方の伝統的なウォールペイント「ダーラモールニング(Dalmålning)」の継承者アニータ・ハンソン氏によるものです。少し見上げればアンティークの小物が顔を出し、北欧の食器や棚とあいまって北欧の田舎の雰囲気を作り出しています。夜には各テーブルにキャンドルが灯り、いつもとは違う時の流れの中で本格的な北欧料理を楽しむことができます。

ダーラヘスト(Dalahäst)

店内のいたるところに置かれている馬の置物、ダーラヘスト(=ダーラナ馬)。スウェーデンのシンボルともなっているこの馬は、ダーラナ地方で作られている地域の手工芸品です。 そのはじまりは、1840年代にダーラナ地方に住む木こりが冬の間暖を取りながら時間つぶしに余った木で馬を彫ったことでした。馬は森や畑でも従順で忠実な動物だったため、人々から重宝され愛されていたのです。

当時木彫りの馬は子供の遊び道具として使われていましたが、ダーラナ地方の伝統的なペイント・ダーラモールニングからインスピレーションを受け、木彫りの馬に美しい柄が描かれるようになっていきました。現在でも一つ一つ手作りされるダーラヘストですが、作られる地域によって色や形が違います。あたたかい色と美しい模様の描かれたダーラヘストは、自然と共に暮らしてきたスウェーデン国民の心として、人々に愛され続けています。

ダーラナ地方について

北欧といえば、先進的な社会福祉やシンプルモダンなデザイン、豊かな森と湖、というのが一般的な印象かもしれません。それはまさしくその通りであり、今や北欧の福祉政策は世界の教科書、家具や建築は世界に誇る北欧の産業の一つと言っても過言ではありません。しかし、一方でスウェーデンの人々は常に自然を愛し、夏には森へ"帰りたい"といつも心の奥で胸を焦がしている、そんな一面もあるのです。ダーラナはその心が“帰る”場所の一つです。

ダーラナ地方は、日本でいう県と同じで、その中には15の市があります。人口は約277,000人で、年間を通じてさまざまな伝統行事が行われています。なかでも、スウェーデンで最も重要な行事の一つである夏至祭(ミッドサマー)は、毎年盛大に行われ、国内外から多くの観光客が訪れます。「本当の夏至祭を見たければダーラナに行くことだ」とスウェーデン人が口をそろえて言うほど、この地域では夏至祭が歌や踊りで盛り上がります。

リラ・ダーラナのはじまり

ダーラナがオープンしたのは1979年。19歳の時にシェフを志してスウェーデンに渡った創業者の大久保清一が、北欧各国でコックとして15年働いたのち、北欧料理店を東京・西荻窪にオープンしたのがはじまりです。

日本と北欧の
文化の架け橋として

店名には、大久保が北欧で様々な地をめぐる中で最も魅了された土地「ダーラナ」を冠し、以来、日本とスウェーデンの文化の架け橋として歩んできました。

現在は大使館に近い六本木へと場所を移し、「リラ・ダーラナ」をオープン。シェフ遠藤がのれんを引き継ぎ、北欧料理のエキスパートとして、季節ごとの伝統料理を取り入れながら、変わらない満足と、常に新しい何かをお客様に提供するため日々模索しています。