欧米では近年ベジタリアンやヴィーガン(動物性食品を一切食べない完全菜食主義者)を選択する人が増えていますが、その動きは北欧諸国でも顕著です。
スウェーデンでは2017年に肉の消費量が2.7%減少。最近の調査では、15歳〜24歳のスウェーデン人の9%が自身をベジタリアンと認識していること、30%以上が肉の消費を抑えようとしていることがわかっています(※1)。
ベジタリアンと「ヴィーガン」
ベジタリアンの中にも様々な程度がありますが、その中でも、肉・魚だけでなく卵や乳製品といった動物性食品を一切食べないのが「ヴィーガン(完全菜食主義者)」と呼ばれます。北欧諸国では様々な理由からベジタリアンやヴィーガンの選択をする人が増えており、レストランやスーパーではヴィーガンやベジタリアン用の食材・メニューが早くから取り入れられています。
地球と自身のウェルビーイングのために、ベジタリアンを選ぶ人たち
以前は動物愛護のためにベジタリアンを選択する人が多かったそうですが、近年増えてきているのが、地球環境保護や自身の健康増進のためにベジタリアンやヴィーガンを選ぶ人たち。
肉は生産過程で二酸化炭素を大量に排出し、輸送でもエネルギーを使用することから、肉の消費を減らすことは個人ができる温暖化対策の一つであるとも言われています。そんなところから北欧では、完全に肉の消費をやめたり、時々控えたりすることを選択する人が増えているのだそうです。
栄養価が高く、健康や美容への嬉しい効果も期待できる「ソイミート」
ベジタリアンやヴィーガンの増加とともに、北欧諸国では様々な専用食品の開発も進んでいます。
そのなかでベジタリアンでない人にもおすすめしたいのが、大豆を主原料とした植物由来のお肉「ソイミート」です。大豆が主原料なので、低脂質・高タンパクと栄養面でも優れており、腹持ちもばっちり。食物繊維や鉄分も豊富で大豆イソフラボンも摂れるため、健康や美容にも嬉しい効果が期待できます。
北欧料理リラ・ダーラナでは、ソイミートを使ったヴィーガンメニュー「ヴィーガン・ビッフ・ア・ラ・リンドストロム」をご提供しています。ソイミートのパティにスウェーデン伝統のハンバーグステーキスタイルでビーツとケーパー、香辛料を混ぜ込み、ふっくら焼き上げ。ソースも赤ワインベースのヴィーガンソースを使用しており、動物性の食品は一切使用していません。ヴィーガンの方はもとより、ヴィーガンでない方にもお楽しみいただける一品となっていますので、ぜひ一度お試しください。
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ヴィーガンメニュー「Vegan biff à la Lindström(ヴィーガン・ビッフ・ア・ラ・リンドストロム)」
<メニュー内容>
・ヴィーガン・ビッフ・ア・ラ・リンドストロム
・10種野菜のデリサラダ
・ヴィーガンブレッド ヴィーガンバター
・コーヒー/紅茶つき
1,600円(税込)
現在ランチタイムのみのご提供となります
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※1. TrySwedish